日帰り旅行にかかる平均費用を試算してみよう

日帰り旅行に行くにはどのくらいの費用がかかるのかを知りたいと思う人もいるでしょう。1万円以下で十分なのか、2万円は必要なのか、5万円くらいないと無理なのかという形で人によってどのくらいの相場を考えているかも異なるのが一般的です。

この記事では日帰り旅行にかかる平均費用を内訳から考えて試算した結果を紹介します。

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日帰り旅行にかかる費用

日帰り旅行では宿泊費がかからないのが特徴で、それ以外は一般的な宿泊付きの旅行と同じだけ費用がかかります。内訳を最初に確認して、それぞれについてどのくらいの費用がかかるかを見積もっていくことにより平均費用を試算してみましょう。

どのような費用がかかるかは大まかに旅行の行程を追いながら考えていくのが効率的です。日帰り旅行ではまず交通費がかかります。自宅を出発してから現地に到着したら、その現地での観光などにかかる活動費が必要になるでしょう。

また、滞在時間中の食費についても考慮することが必要です。大まかにはこの程度で済んでしまいますが、活動費の部分は細かく見ていくと多岐にわたるので詳細も考察していきます。

交通費の平均費用

交通費については往復にかかる交通費と現地での移動にかかる費用の二つに分けることができます。往復の交通費については移動手段と距離によって大きな差があり、一般的な手段としては自家用車、レンタカー、バスといった車を使う方法、電車を使う方法、飛行機に乗る方法があるでしょう。

車の場合にはガソリン代と高速道路代、現地での駐車場代が必要で、レンタカーの場合にはさらにレンタル費用や保険料を支払うことになります。距離によりますが、日帰り旅行で行ける範囲では走行時間が3時間前後だと考えると、走行距離が150~200km程度と考えられるので、燃費が15km/Lだったと仮定すれば必要なガソリンの量は10Lです。

往復なので必要なのは20Lで、ガソリンの単価を125円とすれば2500円ほどになります。

高速道路代は使わなければ0円ですが、2000円前後を往復で使うと考えると4000円くらいでしょう。駐車場代も同様に必要がないか、半日くらいの駐車で1000円程度と考えられます。合計すると7500円程度が平均費用として算出できます。

レンタカーの場合には普通のセダンを半日借りたと想定すると5000円~8000円くらいなので、間を取って6500円とすれば合計で14000円です。バスや電車、飛行機といった公共交通機関を使う場合には一人ずつ費用がかかります。

高速バスで移動したとすると3000円~8000円くらいが相場です。電車は日帰り旅行で遠くに行こうとすると新幹線か特急電車を使う必要があるでしょう。それを想定すると6000円~15000円くらいの範囲が日帰りで行きやすい範囲です。

飛行機の場合には格安航空券を使ったり、セールを利用したりするとかなり安くなる場合もありますが、8000円~14000円くらいが国内旅行であれば標準的です。以上は全て片道料金なので、バスなら一人あたりの平均費用が10000円程度、新幹線や飛行機では21000円程度と考えると良いでしょう。

現地での交通費はどのようなスケジュールを考えるかによりますが、自家用車やレンタカーならガソリン代は1000円にも満たないのが一般的で、駐車場代が数百円かかる程度です。現地の公共交通機関を使うと一人あたり数百円ずつかかります。

どの手段を選んだとしても1000円~2000円程度で収まるでしょう。

食費の平均費用

食費については日帰り旅行では昼食だけ現地で食べるというパターンが多いですが、行き帰りの道すがらに朝食や夕食を食べることもあります。旅行先で贅沢な料理を食べるか、他を楽しむから食費は節約するかによって全く費用が異なります。

贅沢に食べる場合には一人あたり10000円くらいはかかりますが、コンビニ弁当くらいで済ませると一人あたり500円程度です。仮に昼食は少し豪華に食べてご当地弁当を買って夕食にすると考えると、平均的には昼食が一人あたり4000円、弁当が1000円くらいで合計5000円です。

安いご当地ランチを食べて、帰り道にレストランで食事をして帰るという程度では一人あたり1000円+5000円で合計6000円程度が平均的でしょう。

概算としては5000円少々と見積もっておけば良いことがわかります。

活動費の平均費用

活動費についても食費と同様にかなり考え方によって違いがあります。遊園地などに行こうと決めているなら入場料がかかり、さらにアトラクションを楽しむのにも費用がかかるでしょう。場所によって費用感もかなり違っていて、2000円~10000円くらいの予算を見込む必要があるのが通例です。

また、温泉に入ってくるというのなら500円~1000円くらいが相場で、温泉巡りで3つくらい行ってもせいぜい3000円程度で済みます。ハイキングやトレッキングをしようという場合には無料のところが多く、きちんと整備や管理が行われているところでも数百円で入場可能です。

体験教室に参加したいというときには1000円~4000円くらいが一般的です。このように活動費は多岐にわたっていますが、日帰り旅行で楽しめるのは一つか二つが時間的に限界になるでしょう。遊園地などの場合には一つで終わりのことが多いので、費用の幅としては0円~10000円で、平均費用を考えると3000円程度です。

何をするかによって大きく違うことは念頭に置いておく必要がありますが、大まかに見積もるときにはこの程度の数字で考えておきましょう。

合計の平均費用

以上の結果をまとめてみると日帰り旅行にかかる平均費用はどのくらいなのでしょうか。食費と活動費については大まかに一人あたり5000円と3000円として、現地の交通費も2000円と仮定すると10000円になります。

これに現地までの往復にかかる交通費を加えれば概算できます。新幹線や飛行機を使う場合には21000円程度なので、合計すると31000円くらいです。車の場合には3人旅行だと仮定すると一人あたりの費用は上述の値の1/3で済みます。

自家用車なら2500円、レンタカーなら約4700円なので、それぞれ12500円、14700円と試算することが可能です。

日帰り旅行は交通費の負担に注意

このように内訳から試算をしてみると日帰り旅行では往復にかかる交通費の負担に注意する必要があるとわかります。電車や飛行機を使うと人数が多い旅行では特に費用が大きくなりがちなので、車を使って旅行することを検討した方が良いでしょう。

ここで試算したのはあくまで典型例なので、本当に予算が足りるかどうかはきちんと計画を立てて計算して考えましょう。